習得しているか否かによって生じる仕事のギャップ
プログラミングに長けていると言われるエンジニアはC言語を習得していることが多い。
たった一つのプログラミング言語を使えるだけで従事できる仕事が単純に増えるという面もあり、最新の技術開発の場面ではよく利用されている事実がある。
しかし、それよりも大きいのはC言語を習得しているエンジニアとそうでないエンジニアの仕事には大きなギャップが生まれていることに他ならない。
たとえC言語を必要としない現場で働いていたとしても両者には明確な違いが生じることが多い。
C言語の習得をする過程ではプログラミング全般の広く深い知識が求められる。
それに加えて多くのハードやOSの構造がC言語に基づいて構築されていることから、勉強する過程でハードやOSなどについても細部に至るまで理解することができるのである。
これが開発力につながることから実力的にギャップが生まれてしまいやすい。
それに加えて重要なのが他のプログラミング言語がC言語を参考にして作り上げられていることが多く、少し勉強するだけで他の言語を理解する力も持っている。
そのため、現場に応じて最適な言語を選んでプログラミングしたり、他の言語を使って開発を行っている現場に投入されても現場に速やかに順応できる。
このような対応力の高さを獲得しているのがC言語を習得したエンジニアであり、飛躍的にできる仕事の幅が広がっているのである。
これが理由で多くの職場で重宝されるようになっている。